こんにちは。タニタクです。
今回はタイトルで答えを言っているパターンですが、今できる事は今しか出来ないという事を、経験した事を含めて書いて行きます。
自分は20年以上高齢者看護、人生の最後を迎える終末期の方とたくさん関わらせていただいてきました。
20年以上前の20代の頃から患者さんの人生の最後に携わる際に、
いろんな後悔や悩み、思い残した事、辛かった事、心配事などいろんな思いを聞かせていただきました。
その話をした後にみなさん同じ事を言われるんです。
「あんたはそんな人生を送らないように。今できる事は今しか出来ないからちゃんと楽しんでね。」と。
今考えると自分の人生が短くなって、その思いを託してくれたのか、そんな優しい言葉をかけていただいて感謝しかありません。
でも当時の自分はその事を重く受け止めれていませんでした。
誰かの意見に合わせて自分を隠し、人の顔色を見て、物事を人のせいにする他人軸な考え方でした。そんな所も見透かされていて、心配してくれていたのかもしれません。
そんな自分がこの言葉の重さに気付いたのは30代になって。自分が病気になり入院してからです。
実際に入院すると1日が食事、検査、入浴くらいしかありません。
その中で天井を見続けて生活する事の辛さ、動けない大変さ。
自分は看護師の知識・経験がある為病気の経過や状況を理解できますが、もし知識が無いとするなら、どれほど不安なのだろう?と。
その体験をしたから患者さんの視点に立つ事を大事にしていたつもりであった自分が全然寄り添えていなかった事。
また、そんな中で自分に「今出来る事は今しか出来ない事。」と助言をしていただいてたと思うと何をしていたんだろう。と反省もしました。
でも気付けば変えられる。
その思いを持って今は動いています。
自分に出来るのは人とちゃんと向き合う事。そして、これまでたくさんの患者さんから学んだ事や話してくれた事をこうやって発して行く事。
そして皆さんが20代の自分に話してくれたように、今頑張っている人やこれから看護に向き合う事なのかなと思っています。
もし人生を終えて会う事が叶うのなら、全力でお礼をしたいなと思いつつ、書いておこうと思ったので記事にしてみました。
少しづつ思い出した事は記事にしていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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